童貞オタクをのぞく世界中の男たちが女をレイプしはじめた。すでに心肺機能は停止、知能も意識も喪失して、ただひたすらに女を襲い、レイプされた女は中出しの毒で即死。彼らレイプゾンビを、メディアは毒男と呼んだ。頭を撃ち抜いても首を切り落としても死なないレイプゾンビの活動を止めるには、キンタマを撃ち抜くかチンポを切り落とすしかない。
都市部の大混乱を逃れて神社に籠城してサバイバルするレズビアンナース・ノゾミ、DV主婦・カナエ、ヤンキー女子高生・タマエ、リストカットOL・モモコの女四人組と、童貞オタク神主・ノボル。
レイプゾンビ LUST OF THE DEAD 予告編
劇場版レイプゾンビ
LUST OF THE DEAD 新たなる絶望
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レイプゾンビに襲われたモモコを、どうせ死ぬからと殺そうとするカナエだったが、ノゾミは、先っちょだけでまだ中出しされてないとモモコをかばう。
「モモコは私が守る!」
男社会でうまくやれずリストカットを繰り返していたモモコをノゾミは放っておけない。それは自分もまた高校時代にラグビー部員たちにレイプされてリストカット自殺を試みた過去があるからかもしれなかった。
ノゾミとモモコはひとときの安らぎを求めて、神社の片隅で抱き合い、愛し合った。モモコの腹部が臨月の妊婦のように膨張したのはその数日後だった。
これはノゾミさんと私の子供だと主張するモモコだが、レズで妊娠するはずがない。やはりレイプゾンビに襲われた際の先走り汁による懐妊だろうか。あるいはキリストを身ごもったマリアのごとき処女受胎か。
「化け物が産まれる!」と、今度こそモモコを殺そうとするカナエが再びノゾミと対立し、モモコは神社奥の隠し部屋に引きこもる。仲間割れに嫌気がさしたタマエはノボルを連れて神社を出奔した。
すでに世界全男性の九割がレイプゾンビ化したと伝えられ、その原因が日本が垂れ流したセックス映像にあるとして北朝鮮が宣戦布告。東京に核ミサイルが飛来する。
核爆発と同時に闇に包まれる東京。早過ぎる核の冬か、それともノボルが言う通り、アマテラスの岩戸隠れのようにモモコの引きこもりに連動したものなのか。
神社を出たタマエはノボルを誘惑し脱オタしてセックスしようと迫るが、リアルに欲情すると同時にノボルはレイプゾンビ化し、集まってきた他のレイプゾンビとともにタマエに襲いかかった。
ノボルの誘導でレイプゾンビの群れが都会の死角であった神社に殺到する。カナエは日本刀と自動小銃を手に単身境内に躍り出て、鬼神の活躍でレイプゾンビを片端から斬り捨て撃ちまくる。だがやがて刀折れ弾つき、カナエは腹に巻いたダイナマイトで、群がるレイプゾンビもろとも自爆した。
境内には誰の物ともわからない肉片が散乱し、社も半壊状態。そんな瓦礫の中でモモコは出産した。赤ん坊は光を放つ、人ならぬ何かであった。これこそが進化学者・フレッシュ後藤が仮説を立てた新人類の誕生なのだろうか。
人格崩壊ですでに正常な意識を失ったモモコが、メイド服のエプロンに包んだ光る赤ん坊を抱いて廃墟の東京都心へと歩き出す。
群がるレイプゾンビたちはモモコとその子供を襲わず、それどころかかしずき後に従う。ノゾミは呆然と見送るしかない。その光景は一枚の宗教画のようだった。